ふたりはプリキュア3話「イケてる実習生に気をつけろ!」感想(1)
「 ふたりはプリキュア」3話の感想です。
冒頭からピーサードがジャアクキング様に叱られています。プリズムストーン強奪に再び失敗した件ですね。
まだ3話なのに、敵方の険悪ムードがかなり胃に痛いです。
「お前の代わりはいくらでもいる。そのことを忘れるなピーサード」というジャアクキング様のセリフとか、成果の伴ってないピーサードの言い訳とか。
現実的に考えれば、同じ失敗を2度やってしまったのだから当然と言えば当然ですが…いやあ思ってもないとこでリアルですね。
引きつった笑みを浮かべるピーサード…
そんなドツクゾーンの方々ですが、ピーサードはどういう想いや経緯でジャアクキング様に付いているのでしょうか。気になりますね。
OP明けでのなぎさの回想では、まだ彼女がジャアクキングらの目的を知らないことが分かります。
このシーンの「メップルたちが言っていた石ってなに?なぜあいつらはその石をねらうの…?」というセリフですね。
自分はこういう、「お互いが何を知ってて何を知らないか」が描かれている状況が結構気になります。
一人で作品を作っている時の経験ですが、キャラクターを用意していくとどうしてもいつの間にか「全キャラが知っている情報」をたくさん作りすぎて、キャラとキャラの交流が浅くなりがちです。
ですから、キャラごとの情報量の差を良く描写しているところを見ると、キャラクターに気を使ってるな?と(勝手に)思いますし、キャラクターが映えるとうれしい自分にとっては注目点なわけです(実際そうなるかは分かりませんがw)。
人との出会いというのは、他人という未知に触れられるからこそ面白いと思いますし、正反対ななぎさとほのかというのはまさにその体現でしょう。
情報量の差が2人の関係を面白くする展開があるといいですね。
さてその後、ふじぴーが自分に声をかけているとなぎさが勘違いしたり、校長と教頭の関係が描かれたり。なぎさが社会見学の委員に決定、なぎさだけでは不安なのでと先生がほのかをもう一人の委員に決定、とタイトルコールまでに結構詰め込まれてます。
この辺で特に気になるのはなぎさとふじぴーの関係でしょうか。まだふじぴーはなぎさをまともに認識してすらないですが、この恋の行方は如何に。
期待が外れ自分を素通りするふじぴーに「んなわけないか」と言うなぎさ。かわいい
学校からの帰り際、ミップルとメップルが騒ぎ出したのを周りにごまかすため、社会見学の相談を家でしないかとほのかが持ち掛けます。実に自然な流れでのおうちイベントですね…!
その際のなぎさとほのかの距離感は注目ですね。このシーンは、まずなぎさは莉奈(左)と志穂(右)と一緒にいて、そこにほのかがやってきます。
志穂かわいい
なぎさとほのかは、これまでに2度一緒に戦闘してるわけですが、だからといって一緒に登下校する仲にはまだなっていないということです。
これもまたある意味リアルですよね。プリキュア関連以外でロクに話してもない上に、こんだけ性格違うんだから、そう易々と仲が進展するもんでもないでしょう。
そしてほのかの家に着くと、冒頭でなぎさの言っていた疑問(「メップルたちが言っていた石ってなに?なぜあいつらはその石をねらうの…?」というやつですね)の一方である「プリズムストーンってなに?」に答えるように、ミップルとメップルからの説明が始まります。
ここで重要そうな情報としては
・プリズムストーンはすべてを生み出す力を持った命の石
ということくらいでしょうか。
何故ドツクゾーンがプリズムストーンをねらっているかはミップルから説明はありませんでしたが、まあそりゃ当然ですよね。思惑がバレてる敵組織なんてしょーもないし…。
そもそも、そのことについては2話でジャアクキング様が、アバウトながらペラペラ喋っちゃってくれてるので、視聴者的には困らないとこです。↓にもまとめてます。
が、なぎさの疑問全部にあえて答えないというのは、なぎさたちがいつ敵の目的を知るのかが大事になってくるのかも?要チェックポイントですね。
ちなみにこのほのか宅でのシーンでは、ほのかがいない間に倒れていた写真立てをなぎさがこっそり見たり、ほのかのおばあちゃんがなぎさに「ほのかがお友達を連れてくるなんて久しぶりね。いつも一人で、本ばかり読んでるんですよ」なんて話してくれたりします。
写真立ての中にあったのは、ブレキストン博士なる、アインシュタインのパロみたいな人物だったわけで、なんとも化学部所属のほのからしいですが、こうして徐々になぎさがほのかのことを知っていくわけですね。こういう絶妙な流れが良い…。
その後ピーサードがベローネ学院にやってきてAパートが終了です。
3話の感想も一旦この辺にして、また続きを書きます。