【ピカ・チャン】さようなら、バトルおにいさん~彼の奇行を振り返ろう~
みなさん、ピカ・チャンという番組をご存知でしょうか?
「ピカ・チャン」は、ポケモンバトルの楽しさを伝えるためにYoutubeで配信されている、公式のポケモン番組です。
毎月2回、隔週水曜日で配信されていました。(以下は1話のリンクです)
渡部秀の扮する「バトルおにいさん」が、小学生の「つっきー」「さんちゃん」にバトルの魅力を教える、という形になっていますが、バトルおにいさんのコメディ色が強くて毎回楽しく見ていました。*1
さて、そんなピカ・チャンですが…
2017年1月25日の最終回を以って、番組終了となりました…。
2016年5月10日の第1話から、更新があるたびに即視聴し、1度はブログでもその魅力を伝えたピカ・チャンが終了するのは、言い様のない喪失感があります。
しかし終わることを悲しんでばかりいては、ここまで私を楽しませてくれたピカ・チャンに失礼というもの。
今回は、約8ヶ月の間私を楽しませてくれたピカ・チャンを、「バトルおにいさんの奇行を振り返る」という形で切り取りながら紹介し、自分の中での締めくくりとしたい、と思います。
「奇行」と称しましたが、バトルおにいさんの行動は本当にネジが飛んでると思えるものが多く、しかしそれがこの番組の魅力の1つでもあります。
そこを切り取ることで、ピカ・チャンの面白さのアピールも同時に行えたらいいな、と思います。
では、バトルおにいさんの奇行たちを見ていきましょう。
第1話
・小学生に突然ポケモンバトルを申し込む
これがバトルおにいさんの初登場です。ブランコに乗りながら必死こいて小学生にポケモンバトルを申し込む様は、完全な不審者としての印象を、一瞬で視聴者に植え付けました。
もちろん声をかけられた小学生:つっきーとさんちゃんは、ドン引きしながら逃げ出します。
・野獣の眼光
その後つっきーたちが話を聞いてくれるとわかると、野獣の眼光で彼らを捉え、話し始めます。きたない。
・小学生と友だちになりたがる
どこからどう見てもいい大人なのに、なぜか小学生のつっきーたちと友だちになろうとしてきます。しかも、「バトルのこと教えてやるから友だちになってくれよ」という取引を使った、泥臭いやり方で、です。ボッチの片鱗が見え隠れしてます。
・自分だけの挨拶を持っている
自分だけの挨拶をもっていい大人は、アニメのラジオ番組の声優だけです。
このように、1話から既に変人ボッチとして、遺憾ないパフォーマンスを発揮していたおにいさん。
この奇人ぶりは、2話以降一気に加速していくことになります。
第2話
・小学生の家に突然押しかける
1話で友だちになったばかりのさんちゃんの家に突然やってきます。
まあ小学生レベルの友人感覚なのかもしれませんが、セリフを聞くとどう考えてもバトルおにいさんに住所を教えてはいないようなので、勝手に特定したみたいです。
ストーカーじみたバトルおにいさんの自宅凸は、今後も常識のように繰り返されます。
・童貞臭い
さんちゃんに好きなタイプ(本当はポケモンのタイプのこと)を聞かれると、「いきなり付き合うとかはムリだから、まずはポケモン交換…」などとドモり始めます。
脳ミソが小学生レベルなのは既にわかっていましたが、人生経験も小学生レベルなのでしょうか。
・ベランダから帰ろうとする
この家には玄関から入ったと言っており、やましいことがあるわけではないはずですが、なぜかベランダから帰っていきます。人間の常識をよくわかっていないようです。
第3話
・オタク特有の独り言
つっきーの発した「大ダメージ」という単語を、自分の大好きなポケモンに結びつけて、突然独り言をわめき出します。典型的なオタクの行動ですね。
第4話
・ゲームと現実を混同している
ポケモンを探しに来たというおにいさん。しかし別に、この番組がポケモンの実在を前提に作られているわけでもないので、呆れたさんちゃんとつっきーにはガン無視されます。
しかもこれはこの場限りのボケではなく、更にこの症状は、回を重ねて悪化していくことになります。
・推定無職
1話で「いつも公園にいる」と発言しており、その時点で既に職業が怪しまれていましたが、この回でほぼ確定無職と判明。「ポケモンバトルをするためには仕事などするヒマはない」という現実を子どもたちに叩きつけます。
第5話
・自画像が野獣
野獣です。
・片付けができない
公園で絵を描いていたおにいさんですが、画材を回収すること無く返ってしまいます。
それ以前にも、解説用のパネルを放置したまま退場したことがあり、完全にしつけがなっていません。
第6話
・廃人プレイの解説はしてくれない
大量のハートのウロコがなぜ要るのかということは、この番組の内容のレベルを考えると解説が必要な気がしますが、この回で説明することはなく、ついでに今後も一切説明がありません。
・ギャグセンスがなさすぎる
前回から「メガ」ネをゴージャスに「シンカ」させてきたのは、「メガシンカ」の解説のためと言い張り、小学生すらシラけさせています。
・小学生に負けてガチ不機嫌
勝つと確信していた技を外してポケモンバトルに敗北し、小学生相手の試合でガチで不機嫌になります。
バトルおにいさんが小学生に友達を求めた理由が、悲しい意味で理解されていきますね。
第7話
この回からバトルおにいさんのイカれ具合がドンドンぶっ飛んでいきます。
・堂々と不法侵入
バトルおにいさんの自宅凸シリーズその2です。
つっきーの家から何故かバトルおにいさんの声がするかと思ったら、クローゼットの中に隠れていました。明らかに不法行為です。前回より問題児レベルが上がっています。
余談ですが、このときバトルおにいさんのあまりの面白さに、さんちゃんが演技を忘れて笑いをこらえきれてないのが可愛いです。
・盗聴の罪をポケモンになすりつける
この回はつっきーが風邪を引いている所から始まりますが、それを知り得ないはずのバトルおにいさんが何故か知っており、しかもその理由をマギアナに聞いたのだと言い出します。
「不法行為」と「現実-ゲーム間の混同」のイカれコンボがクリティカルにキマった、バトルおにいさんならではの狂い方です。
・どんぐりが風邪に聞くきのみと信じ込む
これは初めて見たとき放送事故か?と思いました。
文面だけでもサイコ感漂ってますが、嬉しそうにどんぐりを取り出すおにいさんの動きを見ると、薄ら寒くすらなってきます。
第8話
・自分の都合のいいように現実を歪める
ポケモンが大好きなお兄さんですが、現実にポケモンがいないことを認めないあまりに、コインランドリーすらコインウォッシュロトムなんだと言って譲りません。
・公衆の面前で脱衣
バトルおにいさんには人間として必要なものが色々と欠けていますが、どうやら羞恥心も足りていないようです。
というか、羞恥心が足りていないからこそ色々と欠けているような行動ができるのでしょうか。 ともかくパンツはピカチュウカラーらしいです。
第9話
・予定を把握して親戚の家にも凸
バトルおにいさんの自宅凸シリーズその3です。もはや親戚の家すらリサーチ済みであり、しかもさんちゃんたちがこの日に来るとわかって突撃しています。
・小学生にもガチ煽り
伝説厨だったつっきーが、第1回でミュウツーを使っていたことをめちゃくちゃに煽ります。
「そんな挑発には乗らないよ~だ」と言ってのけるつっきーの方が、格段に精神年齢は上であり、数回の番組の中で既に精神レベルが逆転してしまっています。
・教えていないコンボで小学生を容赦なく潰す
戦法について詳しくは、上にも挙げた記事↓
で紹介していますが、さんちゃんとつっきーにはまだ解説していない、昆布+天候ダメでつっきーに圧勝しています。
さんちゃんにも直接「大人げない」と言われており、「コレも立派な戦術だ!」と弁明していますが、負けると小学生相手でも、死ぬほど不機嫌になることが判明しているので、負けたくないからやってるようにしか見えません。
第10話
・オモチャにされてるYoutuberがやってそうな番組を持っている
この世界ではピカ★チューバーと言うのか、それともバトルおにいさんの現実歪曲能力がYoutubeを歪めたものなのかはわかりませんが、どうやら自分の番組をネット配信しているみたいです。
しかし、テンションや動きがあまりにも残念過ぎており、今にも「ウィィィィィィッス!」などと言い出さないか、インターネットでオモチャになってないか、心配になってきます。ロクな視聴者がいなさそう。
第11話
・字が余りすぎ
川柳が下手すぎる。
第12話
・ 別の人格がある
12話では、カツラにサングラスまで用意した上で、声色までも変えて「バケルおにいさん」として登場します。
この回ではさんちゃんとつっきーがケンカをしており、それをなだめるために変装してきたかのように語っていますが、14話でこのキャラを常用している描写があるので、やはりボッチをこじらせた結果なのでしょう。
・ ベランダから入ろうとする
不法侵入が常習化しているので、当然のようにベランダから入ってきます。
もちろん今後も続きますが、流石に回数が多すぎるので、これ以降は挙げません。どんだけマナーがなってないのでしょう。
・ 確定ボッチ
今までお兄さんからの明言はなかったので、彼がボッチである確率は99%くらいだったのですが、この回で1000%であると判明しました。
別のキャラクターを作ってきた上でこのセリフを言われると、かなり哀愁がありますね。
・ ネタを仕込む
かの有名なガブガルゲンの並びを、臆面なく突っ込でいますね。
実はピカ・チャンでは、使うポケモンがマイナーだったり、ネタっぽい画面を用意したりと、細かい遊び心にも満ちています。
例えばこの13話に登場する画像。
トリプルバトルが相当面白いことになっていますね。
他にも、種族値を扱ったネタ画像など色々な仕込みをしているので、見つけてみると面白いと思います。
・優しくされるとキョドる
さんちゃんとつっきーにバトルおにいさんが好きだと言われキョドるおにいさん。
他人の優しさに触れてこなかった彼の人生を垣間見るようで泣けてきます。
第13話
・なぜだかシングルバトルをすることが多い
なぜだかシングルバトルをすることが多いそうです。ボッチだからですね。
・ポケモンバトル以外でも大人げない
小学生であるさんちゃんとつっきーに卓球勝負を挑み、そして全力のスマッシュを叩きつけるおにいさん。
回を追うごとに大人気なさとしょうもなさが増していってます。
第14話
・友達がほしいので講座を開くが人が来ない
「あのおにいさんがやってくる!」というアオリでチラシを作って講座を開くも、ロクに人が集まらないおにいさん。
チラシのアオリ文などを見るに、自分を有名人だと思っているフシがありますが、全くの無名のようです。ピカ・チューバーの再生数もたかが知れますね。
・ネタが古い
友だちがいないタイプにありがちな滑り方です。
第15話
この回のバトルおにいさんは、キモオタ童貞感が丸出しも丸出しでかなり面白いです。演技的な部分は切り取りにくいので、セリフなどを見ていきましょう。
・女性に対して上から目線
「ポケモン友達の女の子の枠がたまたまひとつ空いてるから埋めてくれ」などという、上から目線の言葉でしか声をかけられないバトルおにいさん。
1話でもさんちゃんとつっきーに「ポケモンバトルを教えてあげるから友達になってくれ」などと言っていたのを思い出すと、こういうやり方でしか人と関係を結べないのでしょう。つらいですね。
・自分だけの前口上を持っている
自分だけの前口上を持って良いのは流派東方不敗だけです。
・ぶたれると気持ちがいい
この辺はかなりキモオタっぽいですね。絶対彼女作れなさそうです。
第16話
・女性に直接プレゼントが渡せない
ここまでくると、彼の人生経験の浅さもだいぶ見え透いてきます。ここでも「条件を提示して人間関係を結ぶ」ことが常習化している彼の性質が見えているのは悲しいですね。
第17話
・フリーター
4話でほぼ確定無職ということになっていましたが、一応肩書はフリーターのようです。
しかし、ヒマであることをごまかすために仕事をしていると嘘をついたりしていたので、恐らくほとんど無職に近いと思われます。
・自分のサインを持っている
自分だけのサインを持って良いのはアイドル声優だけです。
第18話
・他人のおばあちゃんは自分おばあちゃん
謎の理屈をこさえて人の家に上がり込むバトルおにいさん。ストーカーとしてかなりの才能がありそうです。
第19話
・ドリンクバーで遊んで店員に飲ませようとする
流石に基地外すぎて言葉も出ません。小学生のつっきーにすら「店員さんに迷惑かけちゃダメだよ」という、何歳児が受ける説教わからないお叱りを受けています。
第20話
・捕まっているのに厚かましい
謎の組織に捕まるも「ちゃんとバナナ食わせろ!」などとだいぶ厚かましいバトルおにいさん。
しかしここまでくると、彼のふてぶてしさにも納得がいくものだから面白いです。
・最終回ですら容赦はない
20話は最終回なのですが、もはや何度目か分からない、教えていない技での圧勝。 負けず嫌いもここまで来ると極まれりといったところです。
以上がピカ・チャン全20話での、バトルおにいさんの歴史でした。バトルおにいさんがどのような人か、少しでも伝わったのなら幸いです。
ピカ・チャンという番組は終了しましたが、こんな面白い番組があったよ、という記録になればいいかな、と思います。
それでは。
*1:正式には、コレをやっている番組は「ピカ・チャン」内の「出没 バトルおにいさん」なのですが、この2つはほとんど同義のようになってます