ふたりはプリキュア 1話 「私たちが変身!?ありえない! 」感想(2)
↑の続きです。雑記程度のつもりなので、印象的なとこを順に並べるくらいの感想です。
OPが終わり学校の様子が示されるカット。
ベローネ学院女子中等部とあります。後で男子がちらっと出てきますが、勉学の場は別になってるんでしょうね。なんかプリティーリズムレインボーライブのル・セリアナ女学院中等部と華京院学園を思い出します。(この例え全然的確な気がしませんが)
で、なぎさと共に登校するラクロス部の友人連中。左がしほで右がりなと言うらしい。
このキャラ配置は覚えがあります。「怪盗セイント・テール」の恭子と涼子ですね!(全く伝わらない)
なぎさが運動能力が高いのは分かりますが、だからと言って極めて特別ということはなく、友達と話ながら登校したりと普通の学校生活を送ってると感じさせるシーンですね。プリキュアが大事にしてる「普通の女の子」というのが良く伝わります。
そしてなぎさがほのかと面と向かっての邂逅。
大事なシーンですが自分はしほちゃんの足の描かれ方が可愛くて気になってしまった。
今だともっと膝が分かるように細いとこと太いとこをはっきり描きますよね。例えば「魔法つかいプリキュア!」だと
うん。
うん。
可愛い。
というかこう比べると「魔法つかいプリキュア!」のキャラかなり幼く見えるな~。この間13年も隔たりがあるわけだから、どう変化したか追ったりしたいですね。
で、先ほどの続き。授業のシーンだけどもまたまた色々と気になるところが。
まず黒板の形が面白すぎる。
なぜこんな形状になったのか…。このちょい斜めのパースに対してすごく映えるからいいと思いますけどね。
そして次に面白いのが、ほのかが数学の問題を具体的に解説するところ。記憶にあるアニメの勉強シーンでは「であるからして~」とか「これをxに代入して~」みたいな当たり障りのないセリフを選ぶか、有名な文章の引用部を喋るかが主だった気がします。
が、ここは計算が間違っている理由と、正しい計算の場合のxの導出法まできちんと説明しています。ほのかの博学キャラに説得力が増しますね。
結果的に助け舟を出してもらったなぎさは、ほのかに礼を言います。これがなぎさの初のほのかへのアプローチ。「雪城さん」と呼ぶのが良いですね。この呼び方が、どこかで変わってくるのでしょう。
なぎさの礼に対し何でもない風に答えるほのかに、なぜか微妙な表情のなぎさ。
この顔はどういうことなんだろう?と思いましたが、この前後で「なぎさは同性にモテる」「ほのかは男子にモテる」ということに関する話があったのを考えると、「こんなきれいな表情で返事するんだからそりゃあ男子にモテるよなあ…私なんかなあ…」と思っての表情じゃないでしょうか。
実際その後「女の子ばっかりにモテてもなあ…男子にもモテたいよ」と言っていますしね。
ちなみにそう悩むシーンの絵が上ですが、ここは動きも含め作画アニメっぽくて面白い。
このシーンの少し前ですが、電車からホームにいる憧れの男の子を眺めていたら、別車線の電車が視線を遮る、という演出もいい。この辺、「ふたりはプリキュア」の1話は本当によくできているのを感じます。
その後なぎさの家でのシーンですが、弟の足を引っかけてちょっかいかけたりなどホント普通の女の子感出まくってますね。何でも完璧ではない感じがしっくりくる。
なんだかんだあって戦闘シーンへ。敵幹部のピーサードが出てきます。歌舞伎感マックス~です。
というか「ピーサード」で検索すると「ピーサード カブキマン」とか出てきますね…。覚えにくい名前だし実況とかしてるとそんなことになりそう。
ピーサードの容姿見て思ったのは、やっぱりプリキュアは東映だけあって特撮的な感覚から作られてる部分大きい感じしますね。効果音の使い方にも特撮っぽさを感じます。
そして待望の変身シーン。2人で手をつなぐことによって変身する訳ですが、この時なぎさだけ握った手を見つめるカットが入りますね。
今までの流れを見ても、1話はなぎさの心情を追って作られているのが分かります。そのことがどういう意味を持ってくるのかは、見ていけば分かることでしょう。
ちなみにここの変身の、全然洗練されきってないエフェクトもいい。シリーズ初期って感じですね。
これで本格的な格闘に入るわけですが。ここはもうね、ひたすらほのかが可愛い。やばい。正直こんな惚れこむとは思わなかったって程可愛い。
なんかよくわからんけど反撃できてるほのか。
敵に投げられたけど大丈夫だと手を振るほのか。
攻撃を避けるほのか。
なぎさに助けてもらうほのか。
いやぁ…かわいい…。
対してなぎさはかっこよさが強調されています。この2人の動きの差というのは「ふたりはプリキュア」に関する話でよく聞くところですね。
この時のほのかは実に無垢な感じのかわいさがありますが、多分ほのかが軸になって話が進んでいたらそれを感じることはできなかったでしょう。1話がなぎさを軸に展開していた第一義はここにありそうです。
そして戦闘を終え、マスコットからプリキュアとして戦えなどと言われ、なぎさの「ありえなーい!!!」というセリフで幕を閉じる。う~んこの表情もいいですね。
これであの名曲EDが流れてくるわけですが…これが幼少期の記憶をビンビン刺激してきて嬉しいというか懐かしいというかつらいというかもうダメですねこれ。うん、とにかく名曲ということに間違いありません。
敵幹部っぽい奴らの動きが可愛い。
このEDの歌詞にも大事なメッセージを感じますが、それはまた物語の中で分かってくることでしょう。じっくり見ていきたいですね。
ということで、1話の感想はこの辺で。2話も既に見たのでまた記事を書こうと思います。